それでも釣りに行く


土曜日は6月にも行って来たWerbellinseeという湖へ。今回はあんまり釣れなかった。
月曜日にボートを予約するために電話したらボート屋のメタル好き(音楽のね)の兄さん、自分のこと覚えてた。

当日、車で50分ほど走りボート屋とは反対側のレストランにフィッシングチケット、いわゆる漁業券を買いに行く。日本で言う遊漁券というもの。ドイツにおける釣りに関する法的観点から遊漁券とは日本語には訳しにくい・・・

強風・所により大雨の中アウトバーンを走り森を抜け到着。まずはチケットをゲット。


そして反対側のボート屋へ。車を駐車していざ湖へ。すげー荒れてる。


ボート屋の兄さん、「今日はたぶんアンタ以外に客は来ねぇだろうな・・・見てみろよ、白波たってるぜ!」と開口一番いきなり不安になるような事を言ってくる。「人がやんない時にやるから釣れるんだよ!」と根拠も無く自分も返す。実は彼も相当な釣りキチらしい。しばし談笑した後いざ出陣。風と波がすごい。手漕ぎボート+2馬力エンジンで荒れる湖を途中何の罰ゲームだ?と思いながら最初のポイントへ。その後も風裏ポイントを転々とするが釣れるのは豆パーチばかり。


雨と風で心が折れそう。昼過ぎでパーチ数匹とパイクのミスバイト二回のみ。スプリットショット+バブリングシェイカーでウィードの上を引いてくる。ウィードに引っかかる。ああーうっとしいー!と引っかかったのを取ろうと竿をブンブンしていると突然強烈なバイトが!ドラグが鳴りっぱなしでラインがどんどん出て行く。なんだなんだ?鯉にでもスレ掛かりしたか?やり取りの最中にだんだん冷静になってくる。パイクだったらたぶんバイトの瞬間にラインは切られてるはず。9lbのリーダーじゃひとたまりじゃない。なのでこれはおそらくナマズだろう。途中片手でアンカーを引き上げエンジンを始動する。恐れている事はウィードにもぐられたらスピニングタックルではまず引き出せない。なので沖へ行こうとするが魚はあきらかにウィードへもぐろうとしている。あと2mほどのとこまで寄せるがまた走られる。そして恐れていた事が起きる。ウィードに潜られた。そこからはもうお手上げ。ウィードにラインが絡みつきそこから痛恨のラインブレイク・・・フックはバーブレスなので外れてくれるといいが・・・

不思議に悔しいとの思いはなかった。実は去年も同じ感じでナマズを釣っている。ウィードに引っ掛かったワームがピョーン!と外れた瞬間のバイト。

その後雨は少し収まったが風が相変らずスゴイ。手漕ぎボートで船酔いになりそうになったのは初めて。そしてパーチをポロポロと釣ってこの日は終了。リールが水浸しになったのでまた水抜きしないといけない。強風の中ボート屋へ戻る。


荷物をまとめて駐車場へ。すると太陽が出てきて風も穏やかに。まったく勘弁してよ。
疲れがどっと出る。

釣りの最中、あまりにも張り詰めすぎてての8時間近く飲まず食わずだった。まず水を飲みチョコバーを食べて出発。眠気も出てきたのでアウトバーンのサービスエリアでコーヒーを買い家路に着く。



コメント

Beliebte Posts

ザンダーという魚

ドイツでブラックバス?

ドイツで釣りをするためには